
「ホームページを作るなら、まずは“独自ドメイン”を取りましょう。」
制作会社がそう言うのはなぜでしょうか?
見た目には小さな違いでも、独自ドメインの有無は企業の信頼に直結する大切なポイントです。
■ 独自ドメインとは
独自ドメインとは、企業や個人が自分で取得・管理する専用のインターネット上の住所のこと。
たとえば「example.com」や「neko-company.jp」といった、自社専用のURLです。
一方、無料ホームページサービスで作った場合は「example.wixsite.com」など、他社の名前が混ざります。
これでは「自社の正式サイトなのか」「無料で作ったものなのか」が外部から分かってしまい、信頼性に差が出ます。
■ 独自ドメインが信頼を生む理由
ドメインは、いわば会社の名刺です。
名刺にフリーメールのアドレスが書かれていたら、「本当にこの会社の人かな?」と感じる人もいるでしょう。
それと同じように、独自ドメインのホームページやメールアドレスは、「この会社はきちんとしている」という安心感を与えます。
特にBtoB取引では、“見えない信用”を積み重ねることがビジネスの基本です。
■ 無料ドメインのリスク
無料サービスのURLは、一見コストがかからず便利ですが、実は大きなリスクがあります。
サービス終了でサイトが消えたり、広告が表示されたり、SEO評価が自社に蓄積されなかったり…。
「せっかく育てたサイトが使えなくなった」というケースも珍しくありません。
自社ドメインであれば、こうしたリスクを回避しながら、自社の資産として長期的に運用できます。
■ どんなドメインを選べばいい?
一般的には「.com」や「.jp」が人気です。
法人なら「.co.jp」を選ぶと、会社登記が確認された法人にしか発行されないため、“正式な企業”という印象を与えることができます。(co.jpは価格が高くなるのがネックですが…)
短く覚えやすいドメインにすることで、名刺やメール、チラシでも統一感を持たせられます。
■ メールも独自ドメインで統一を
ホームページだけでなく、メールも「info@自社ドメイン.jp」のように統一すると、さらに信頼感が高まります。
取引先からの第一印象は、想像以上にメールアドレスで決まります。
「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」よりも、“企業としての姿勢”が伝わるのです。
■ まとめ:小さな投資が大きな信頼につながる
独自ドメインの取得費用は、年間1,000円前後。
わずかなコストで、企業のブランド価値と信用を守る保険のようなものです。
ホームページ制作を始めるなら、まず最初にドメインを整えることが第一歩。
それは単なるURLではなく、「お客様に覚えてもらう名前」=会社の名刺そのものです。
