〜“文章が書けない”担当者のための実務テンプレート〜
「値上げのお知らせを出さないといけないけれど、どんな文章にすればいいかわからない…」
そんな悩みを抱える中小企業の方はとても多いものです。
値上げはお客様にも負担をお願いする内容のため、
言葉選びを誤ると不信感につながるリスクもあります。
そこでこの記事では、
そのままコピペして使える「丁寧で伝わる例文」を3つご紹介します。
用途に応じて使い分けられるよう、
✔ 丁寧文
✔ カジュアル文
✔ 謝意を強く伝える文
の3種類を用意しました。
例文①:丁寧で正式な“基本形”のお知らせ文
<おすすめ用途>
- ホームページの「お知らせ」
- 取引先へのメール
- 文書として正式に案内するとき
✉ 例文(丁寧なスタンダード)
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、原材料費・人件費・物流コストの高騰により、現在の価格を維持することが困難な状況となりました。
つきましては、誠に不本意ではございますが、
〇年〇月〇日より一部サービスの価格を改定させていただく運びとなりました。
今回の改定により、お客様にはご負担をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
今後も品質向上とサービス維持に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
例文②:小規模企業向けの“やわらかい・カジュアル寄り”文章
<おすすめ用途>
- SNSでのお知らせ(Instagram、X)
- 小規模店舗、サロン、サービス業
- 親しみやすさを大切にしたい場合
✉ 例文(ていねい+やさしい文体)
いつも当店をご利用いただきありがとうございます。
大変心苦しいお知らせではございますが、
仕入れ価格や人件費の上昇が続いており、これ以上は現在の料金を維持することが難しくなってしまいました。
そのため、〇年〇月〇日より一部メニューの価格を改定させていただきます。
ご負担をお願いする形になり申し訳ありませんが、
これからも“よりよいサービス”をお届けできるよう努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
例文③:謝意を強く伝える“誠実さ重視”の文章
<おすすめ用途>
- 長年関係のあるお客様へのメール
- 値上げ幅が大きい場合
- 特に伝え方を慎重にしたいとき
✉ 例文(誠意と謝意を重視)
平素より弊社をご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。
お客様にご満足いただけるサービスを維持すべく、
これまで社内努力により価格維持に努めてまいりましたが、
原材料費や人件費などの高騰により、現行価格での提供が難しい状況となっております。
誠に心苦しい限りではございますが、
〇年〇月〇日よりサービス価格を改定させていただきたく存じます。
長らくご利用いただいている皆さまに、このようなお知らせを差し上げることは大変不本意であり、深くお詫び申し上げます。
今後も変わらぬ品質での提供に努めてまいりますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。
まとめ:目的に合わせて“伝え方”を選べば、値上げは丁寧に伝えられる
同じ「値上げのお知らせ」でも、
- 読む相手
- 関係性
- 伝える媒体(HP/メール/SNS)
によって適した文体は異なります。
今回の3つの例文を使い分けることで、
お客様に対して誠実で丁寧な印象のまま、値上げをお伝えできます。
文章が苦手な担当者でも、このままご利用いただけますのでご安心ください。
