
ホームページ制作の見積を比較すると、
- 初期費用が高い会社
- 月額料金だけの会社
- とにかく激安な会社
…さまざまな形があって、どれが良いのか分からなくなりますよね。
実はこの「料金形態の違い」は、
ホームページの作り方・サポート内容・クオリティに直結します。
この記事では、制作会社の料金形態を4つのタイプに分類し、
それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
1. 【初期費用型(買い切り型)】
例:初期20〜60万円、月額0〜数千円
制作費を最初にしっかり支払い、
サイトは“自社の資産として所有する”タイプ。
▼メリット
- 一度作ってしまえば長期的に安い
- デザイン・機能の自由度が高い
- SEOを考えた作り込みがしやすい
- 解約してもサイトが消えない(データが残る)
▼デメリット
- 最初の費用がある程度かかる
- 文章・写真などの準備が必要な場合が多い
- 制作に1〜2ヶ月かかることが多い
📌 向いている人
- “しっかりした会社サイト”を作りたい社長
- 長く育てるホームページが欲しい
- 更新するための仕組みも整えたい
2. 【月額課金型(サブスク型)】
例:初期0〜3万円、月額1万〜3万円
最近増えている“ホームページのサブスク”。
初期費用が安い代わりに、月額で継続的に費用が発生します。
▼メリット
- 初期費用が安く、始めやすい
- 写真・文章を用意しなくても作ってくれる場合が多い
- 月額料金にサポートや更新が含まれていることが多い
- 「更新しなきゃ」と焦らず楽に運用できる
▼デメリット
- 長期で見ると費用が高くなる(3年で40〜100万円以上)
- 解約するとサイトが消える会社もある
- デザインがテンプレ中心になりやすい
📌 向いている人
- とりあえず早くホームページを持ちたい
- 初期費用を抑えたい
- 更新作業を任せたい(自社でやらない)
3. 【激安テンプレ型】
例:5万以下・1万円以下・初期0円など
テンプレートを流用し、
極限まで工数を減らすことで“激安化”したタイプ。
▼メリット
- とにかく安い
- 早く作れる(数日〜1週間)
- 小規模サイトなら最低限の情報は載せられる
▼デメリット(注意点が多い)
- 写真・文章を全部自社で準備する必要がある
- SEOが弱く、検索からほぼ来ない
- デザインが他社と同じになりがち
- 更新しにくく、修正・変更はすべて追加料金
- 解約するとデータが全部消える事例もある
📌 向いている人
- 名刺代わりに“とりあえず1ページ”ほしい
- とにかく最初の費用を抑えたい
※ 会社の顔となるサイトにはおすすめしにくいタイプ
4. 【CMS構築型(WordPress構築など)】
例:初期30〜100万円、月額数千円〜
WordPressなどのCMSを使い、本格的にサイトを作るタイプ。
▼メリット
- 自社でブログ更新ができる
- SEOに強い構造を作りやすい
- 拡張性が高く、将来機能を追加できる
- デザイン自由度が高い
▼デメリット
- 初期費用はやや高め
- 運用知識が多少必要
- セキュリティ管理が必要
📌 向いている人
- ブログ・お知らせを活用したい
- SEOで集客したい
- 長期的に育てる会社サイトが欲しい
料金タイプ別の比較表(初心者向けに超簡単に)
| タイプ | 初期費用 | 月額 | SEO | サポート | 向いている会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用(買い切り) | 高い | 低い | 強い | 弱〜中 | 長期運用 |
| 月額サブスク | 低い | 中〜高 | 普通 | 強い | 手間をかけたくない |
| 激安テンプレ | 激安 | 低い〜中 | 弱い | 低い | 最低限だけでOK |
| CMS構築型 | 中〜高 | 低い | 強い | 中 | 育てるサイト |
まとめ
“安いから良い”ではなく“合う料金タイプ”を選ぶのが大切
制作会社の料金は複雑に見えますが、
実はこの4つに分けて考えるだけで、
自社に合った業者が選びやすくなります。
- しっかり作りたい → 初期費用型・CMS型
- 初期費用を抑えたい → サブスク型
- 名刺がわりなら → 激安テンプレ型
大切なのは
“何にいくらかかり、何が含まれるか”
を理解して選ぶことです。
