「毎月保守費を払っているけど、正直なにをしているのか分からない…」
中小企業のホームページ担当者の方から、実はかなりよく聞くお悩みです。
特にWordPressサイトでは、
- サーバー代
- ドメイン代
- 保守費
がまとめて請求されていることも多く、
「どこまでがサーバー代で、どこからが保守なの?」
という状態になりやすい傾向があります。
さらに、問題が起きていない間は、
「何もしてないのに毎月費用がかかっている」
ように感じてしまうこともあります。
ですが、WordPressの保守は、
“トラブルを未然に防ぐための作業”
が大きな役割です。
今回は、「WordPress保守って何をしているの?」を、できるだけ分かりやすく整理してみます。
「サーバー代=保守費」ではありません
まず最初に整理したいのがここです。
サーバー代とは
ホームページを置いておく場所の利用料金です。
イメージとしては、
「土地代・家賃」
に近いものです。
一方で、保守は、
“安全に運用し続けるための管理作業”
です。
つまり、
- サーバー契約
- WordPress更新
- 障害対応
- セキュリティ確認
などは別物です。
ここが混ざってしまうと、
「サーバー借りてるだけなのに高い」
という誤解につながりやすくなります。
WordPress保守で実際によく行う作業
1. バックアップ
もっとも重要な作業の一つです。
例えば、
- 更新失敗
- サイト改ざん
- サーバー障害
- 誤操作
などが起きた際、
「元に戻せるか」
を左右します。
ですが実際には、
- バックアップ未取得
- 古いバックアップしかない
- 復元方法が分からない
というケースも少なくありません。
“取っている”だけでなく、
「復旧できる状態か」
まで含めて重要です。
2. WordPress・プラグイン更新確認
WordPressは定期的に更新が必要です。
ただし、更新は単純作業ではありません。
実際には、
- 更新による不具合確認
- プラグイン相性確認
- 表示崩れチェック
- エラー確認
なども必要になります。
特にプラグインが多いサイトほど、
「更新したら壊れた」
リスクも高くなります。
そのため、
- 事前バックアップ
- 更新後チェック
- 問題発生時の切り戻し
まで含めて保守作業になることが多いです。
3. セキュリティ監視
WordPressは世界中で利用されているため、攻撃対象にもなりやすいCMSです。
特に、
- 古いプラグイン
- ログイン攻撃
- 不正アクセス
- 改ざん
などは中小企業サイトでも珍しくありません。
そのため、
- 不審ログ確認
- セキュリティアップデート
- 異常監視
- 攻撃対策設定
などを行う場合があります。
問題が起きないほど、
「何もしてないように見える」
のが、この部分です。
4. 障害対応
実際の現場では、
- サイトが真っ白
- 問い合わせフォームが動かない
- 管理画面に入れない
- 更新後エラー
など、突然のトラブルも発生します。
その際、
- 原因調査
- 復旧作業
- サーバー確認
- ログ解析
などが必要になります。
特に、
「誰に相談すればいいか分からない」
状態はかなり危険です。
5. 復旧対応
万が一、
- 改ざん
- マルウェア感染
- データ破損
などが起きた場合、復旧には大きな工数がかかります。
場合によっては、
- 数時間〜数日作業
- 緊急対応
- 再構築
- Google警告解除対応
などが必要になるケースもあります。
つまり、
“保守費を払っていなかった結果、後から大きな復旧費用が発生する”
ことも珍しくありません。
「何も起きない」が保守の価値
保守契約は、
「何かを作る費用」
ではなく、
「問題を起こしにくくする費用」
に近い部分があります。
そのため、
- 障害がない
- 改ざんされない
- バックアップが正常
- 更新が継続されている
状態ほど、価値が見えにくいのです。
ですが実際には、
“何も起きないように維持する”
ための作業が積み重なっています。
自社対応と外注、どこで分けるべき?
中小企業では、
社内でやりやすい作業
- お知らせ更新
- ブログ投稿
- 画像差し替え
- 軽微な文章修正
外注した方が安全な作業
- WordPress更新
- 障害調査
- セキュリティ対応
- バックアップ管理
- 復旧対応
という分担が現実的です。
特に、
「壊れた時の対応」
は専門知識が必要になる場面が多くあります。
「安い」だけで比較しないことも重要
保守契約を比較する際、
- 月額だけ
- サーバー込み価格だけ
で判断してしまうケースもあります。
ですが実際には、
- どこまで対応するか
- 緊急時対応があるか
- 復旧支援が含まれるか
- 更新確認をしているか
など、内容に大きな差があります。
そのため、
「何をしてくれる契約なのか」
を確認することが重要です。
まとめ
WordPress保守は、
「サーバーを置いておく費用」
ではありません。
実際には、
- バックアップ
- 更新確認
- セキュリティ対策
- 障害対応
- 復旧支援
など、
“サイトを安全に維持するための運用”
が含まれています。
特に中小企業では、
- 社内に詳しい人がいない
- 担当者が兼任
- 更新が止まりがち
というケースも多いため、
「どこまで自社で対応し、どこを外部に任せるか」
を整理しておくことが大切です。
もし、
- 「今の保守内容が分からない」
- 「費用に対して不安がある」
- 「更新が止まっている」
という場合は、一度契約内容や運用体制を見直してみるのもおすすめです。
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